奈良県平群町に『杵築神社』がある。「杵築」の語源を地名に求め「杵築」を調べた。
『杵築』は国内に2カ所あるが、平群町『杵築神社』の祭神は、スサノヲ尊=出雲の神である。調査は出雲に限定した。
杵築の住所表記の変遷 (明治からの行政・町村合併などの都合による変遷)
明治 四年 島根県 簸川群 杵築村 としてスタート=明治新政府の都合
明治二十二年 島根県 簸川群 杵築町
大正 十四年 島根県 簸川群 大社町 杵築
平成 十八年 島根県 出雲市 大社町 杵築
文献資料に見る『杵築』
日本書記 六五九年 八束水臣津野命 出雲国木付に『大社』を建てる
出雲風土記 七二六年(神亀三年)杵築大社(現在出雲大社)建築
「天の下造らしし大神の宮を奉へまつらんとして、諸の皇神等、宮処に参集ひて杵築きたまひき。かれ木付といふ。(神亀三年に、木付を杵築と改む。)」
注 天の下造らしし大神=大穴持命(おおなむちのみこと)
社殿建築のため、杵でしっかり地固めする行為が地名の由来になった。
消えた『杵築』
杵築大社 明治四年 明治維新の神社の取り扱い改正で[官幣大社 出雲大社]になった。
杵築中等学校 明治三十五年 杵築町に開校 昭和二十二年 学制改正により大社高校になる。