私が当歴史散歩に入会させてもらって早いもので、1年9ヶ月がたちます。初めは自身の平凡な毎日に埋没し、身体や脳の働きの衰えをただ年だからと手をこまねいているだけでいいのだろうかと思ったからです。
苦手な歴史の勉強をすることで、私が全くふれることのなかった世界を見聞きし、今迄と違った何かを発見できるのではという期待もありました。
実際、資料を見ながら講師の先生の説明を聞き、まだ一度も訪れた事のない古い社寺や古墳、そして城跡等を自分の目で見て長い歴史を振り返る事は、
私達日本人の過去の奥深いものに触れるようで感動しました。
暖かい春の一日や、もうそろそろ寒い日も終わろうとする季節の冷たい雨の日、そして家に居るとただ無為に過ごしたであろう真冬でも、
かじかんだ手をポケットから出して会員の皆さんと一緒に見知らぬ街を一緒に歩くと心がほっこりとするのでした。読書を全くと言っていいほどしなかった私ですが、歴史に関する本を読み、今はマスコミでも取り上げられて人気の脳科学者茂木健一郎著の「脳を活かす勉強法」を読んでいます。その中で「私達人間はどうすれば脳を鍛えることが出来るのか? 年を取って脳の働きが鈍ったから脳を鍛えるのではない。人間は何をしていても脳を鍛えることが出来る。」と言うのです。
そして、「脳を鍛える為にどうするかという事より人生の最後迄自分を豊かにすることに取り組む事の方が価値がある。」と述べています。
では何によって自分を豊かにして行くのか、「それを自分で見つけることが大切であるが、それには自分らしい興味のある世界の本物に接することであり、その世界を一生勉強し続けることです。」と書いています。
又、「ここで言う勉強とは、学校又大学だけのものではなく、本を読むことや仕事の成績を上げること、料理が上手になること...等人生の経験の全てが勉強すなわち学習である。人間の脳の素晴らしい点は新しく学ぶこと(学習、体験)に深い喜びを感じて生きるように設計されています。
ですから、学習することは脳に一番いい栄養を与えることだと言えるのです。」私は歴史について、たまたま苦手意識を持っていただけで、勉強を続ける内に、毎回毎回がとても楽しみになりました。それは取りも直さず脳に一番いい栄養を与え、人生を豊かにしてくれるアカデミー歴史散歩に入会出来たからだと思っています。